超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

z

 お気に入りの詩集を読もうと思って本を開くと、すべてのページが「z」の字で埋め尽くされていた。眠っているのを起こすのも悪い。そっと本を閉じて本棚に戻した。そんな夜。