超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

めーやー

「めーやーめーやーめーやー」道を歩いていたら、そんな声が聞こえてきた。声のする方を見ると、縁側でおじさんが人形の目を釘で潰していた。「めーやーめーやー」……あ、「目、嫌」か。あ、おじさんこっち見た。あ。え。