超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

電車

 電車が処刑場の傍を通る時、乗客たちは皆スマホから顔を上げて処刑場を見たが、今日は誰も処刑されていないので、再びスマホに目を戻した。