超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 学校帰りに寄った公園の木でおばさんが首を吊っていて、びっくりして大人を呼びに行こうと駆け出したら、誰かとぶつかる。それは今そこで首を吊っていたおばさんで、おばさんは「君は何も見なかった」と言って、ぼくに飴をくれた。