超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

さよーならー

「せんせー、さよーならー」近所の小学校からそんな声が聞こえたのでふと見ると、校庭の真ん中で子どもたちが手をつないで輪になっており、その輪の中心にいる女性がどんどん地面に溶けていく。