超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

面倒

 私がバイトするコンビニは、毎日必ず午前4時44分と午後4時44分に、誰もいないのに自動ドアが開くという現象が起こるのだが、明け方の方は絶対に反応してはならず、夕方の方は「いらっしゃいませ」と言わなければいけない決まりがある。面倒だから辞めようと思っている。