超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

いい夢を

「今夜も××ちゃんがいい夢を見られますように」お母さんはそう言って今夜も、ぼくの枕に五百円玉を入れてくれる。ぼくが十八歳を過ぎたら、千円にしてくれるそうだ。