超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

足跡

 朝起きると、窓の外から枕元のスマホに向かって、泥のついた足跡が点々と残されており、スマホを見ると、実家の父から「今朝電話してきた女性は誰だ?」というメールが届いている。