超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

回収

 朝のゴミ捨て場にぽつんと残された、「抵抗されたため回収できませんでした」と書かれた紙が貼られたゴミ袋が、肩で息をするようにうごめいている。