超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

ゴミ袋

 一際重いゴミ袋が収集車の回転板に巻き込まれて潰れた瞬間、このゴミ捨て場に着いた時からずっとどこからか聞こえていた子守歌が、ぴたりと止んだ。