超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 遊園地のピエロが、一本の針を握りしめたおじさんを連れて歩いて、子どもたちに風船を配っては、おじさんを見るが、おじさんはいつまでも風船を割らない。