超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 納屋の真ん中に吊るされて泣き続ける少女の涙の滴が、地面に落ちた瞬間銃弾に変化する音を、猟師たちが猟銃を磨きながら聞いている。