超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

しっかり

 終電の窓の外を、私の死んだ曾祖父が、「みんなぁ、しっかりやれよぉ」と叫びながら、馬で駆け抜けていった。