超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

誇り

 父は枯れる時まで、ぼくの祖父、つまり父の父が、人間に伐り倒された後、絞首台に加工されたことを誇りにしていた。