超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

おやすみなさい

 夜、二階の私の部屋の窓に、こつん、と小石が当たる音。カーテンを開けて外を見ると、窓の下の地面に、無数の蛇の死骸で形作られた「おやすみなさい」の文字と、昼間のあの少年が。