超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

金魚

「残念だったね、はいこれ」金魚を一匹もすくえず肩を落としていた子どもに、屋台の親爺が一匹の金魚を手渡す。すると子どもは異常なほど喜んで、駆けていき、神社の裏に碇泊していたUFOの中に消えていった。