超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

指切りげんまん

 冬、娘が指切りげんまんをしていた庭の木の枝に、春、見たこともない美しい花が咲き、そしてその木はゆっくり枯れていった。