超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

あーあ

 ぼくのお母さんは時々、心臓を描いた絵をぼくに破らせて、「あーあ、今ので誰か死んじゃった」と笑うが、笑った後、一人胸をおさえて泣く。