2018-09-12 ばた足 トモコからきいた話 庭の隅に植えた星が、いつの間にか芽を出し、茎を伸ばし、その先に新しい星をつけていた。 サラダにしようと思ってもぎっていたら、一番ぷりぷりで美味しそうな星に、宇宙飛行士がたかっているのに気づいた。 指でつまむと、ぎゃっ、と言って、ばた足で逃げていった。 安全な場所に逃がしてやろうと思っただけなんだけどな。 軒下のブラックホールに吸い込まれていませんように。 サラダは美味しかった。