超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

少年

 今日もその少年の幽霊は駄菓子屋の店先で、子どもたちが食べるアイスの棒を覗き込み、当たりが出たかどうか確かめている。