超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

負け

 明け方の公園でホームレスが、仲間の死体の硬直した手の指をむりやりチョキの形にし、自らはパーを出して、「俺の負けだぁ」と笑っている。