夏の公園で蝉たちが、「プログラムを更新してください」と鳴いている。
菓子職人だった男が一人公園で、亡き娘をモデルにした砂糖菓子を、蟻の巣穴の傍に置いた。
明け方の公園でホームレスが、仲間の死体の硬直した手の指をむりやりチョキの形にし、自らはパーを出して、「俺の負けだぁ」と笑っている。
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