超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 床屋で髪を洗ってもらっている時、うつむいた顔の下を流れるお湯が赤いことに気づき、悲鳴を漏らすと、店主が「まだまだ赤くなるよ」と耳元に囁いてくる。