超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 夜の公園のベンチ、ぼくの顔を見た彼女がふふっと小さく笑って言う。「あなた、右目だけ、月が二つ映ってるわよ」