超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 ××旅館の「脳湯」。湯の底に沈められた脳の色が美しい。湯に浸かると、思春期のことを思い出すというから、脳湯の脳はその年頃の子どものものではないかと言われている。