超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

空車

「空車」のランプが点いていると思ってタクシーをとめようとしたが、よく見ると「空虚」で、タクシーはそのまま崖のある方にまっすぐ走っていった。あれはタクシーじゃなかったのかもしれない。