超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

すごい女の子

「すごい女の子がいますよ」客引きにそう声をかけられついていくと、質素な店のドアの向こうは真っ暗で何も見えない。どんな女だろう。胸をドキドキさせていると、「危ないんで、これ」客引きは俺にヘルメットを手渡してきた。