超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

迷子

「迷子かな?お父さんかお母さんは?」「……これがお父さんで、これがお母さん」そう言って、淡い色をしたその少女は、青い色鉛筆と白い色鉛筆を警察官に手渡した。