超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

押入

 一度も開けたことのない我が家の押入の前には、「××家炭鉱」と書かれた立て札があり、時折屈強な男たちが訪れては、記念写真などを撮って帰っていく。