超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

白と赤

 真っ白な便せんに、血が一滴垂れて弾けた跡が残っているだけだが、なぜだかぼくにはそれがぼくの妻に宛てられたラブレターなのだと分かった。