超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

指名手配

 夜、交番の前を通ると、一枚の指名手配書。そこには月の写真が。罪状は窃盗。そこで初めてぼくは、夜空に月はおろか星が一つも出ていないことに気づく。