超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

いわく

「いわくつきです」と紹介されて入居した私の部屋には、私がジャムの瓶の蓋が開けられない時にだけ現れてその様を笑う、というだけの幽霊が出る。いつも、どんな死に方をしたのだろうと思っている。