超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

相槌

 うんうん。
 そうなの。
 あらあら。
 なるほどねえ。

 私の胸に聴診器を当てたまま、医者が何かに相槌を打ちはじめた。

 これからどうするの。
 そうだよねえ。
 いや、君は悪くないよ。

 はい。
 さよなら。