超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

封筒

 客が俺しかいないラーメン屋の厨房で、店の親爺が寸胴鍋からトングで、「遺書」と書かれた封筒を取り出した。