超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

シャツ

 窓辺に干したシャツが、風もないのに激しくはためいていて、それを見ているうちに、ああ、あれは見えない何かがシャツを着ようとしているのだ、とふと気づく。