超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

ブランコ

 夜中、二人のサラリーマンが、公園のブランコに腰かけて、月を見上げ、「俺、本当は月の国の王子様なんだ」「マジすか」と話している。