超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

わんわん

 お兄ちゃんどこ行ったの、といくら尋ねても、一人で帰ってきた下の息子は「おっきいわんわんがたべちゃったの」と笑顔で繰り返すばかり。