超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

おじさん

 知らないおじさんが、右耳から入ってきて、左耳から出ていった。おじさんはキラキラしたものを抱えていて、私は大切な人の名前を忘れている。