超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

せーの

 幼い頃、マンションの屋上から、誰かと「せーの!」で互いの弟を投げた記憶があるのだが、「せーの!」した相手が誰だったかちっとも思い出せない。