超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

いわくつき

 いわくつきだとは聞いていたので、廊下に子どもの足跡が現れたこと自体は受け入れられた。問題は、その足跡が、廊下を通って寝室に入ってきて、最終的に私の口元で途絶えていることだ。