敵も味方もみんな死んでしまった戦場をふらふらさまよい歩いているうち、敵兵のいた塹壕の中に一冊の文庫本を見つけ、そこに挟まれていた栞を抜いて捨て、また歩き始める
満員電車の人混みに揉まれているうち、いつの間にか、バターを塗りたくられたバターナイフを手に握っていて、困惑しながら周りを見ている時、ふと、隣の車両にいるトーストを口にくわえた女と目が合う
母のおむつを取り替える時、便の中に、溶けかけた妖精がいることに気づく
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。