妻が図書館に子を捨てたと涙ながらに告白したので、慌てて図書館へ取り戻しに行くと、子は既に、司書たちの手によって一冊の哲学書に変えられてしまっていた。
母からの手紙が入った封筒を開けると、瀕死の蝶が一匹現れて、ふらふらと窓から外へ逃げていき、便箋には「後少し開けるのが遅れていたら蝶はどうなっていたでしょうね」と母の字で書かれている。
父母の死体から生えてきた茸を兄妹で食べて暮らしているうち、兄は父に、妹は母に似てきて、ある日、お互いに対する恋愛感情を抱いていることに気づく。
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