超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

司書

 妻が図書館に子を捨てたと涙ながらに告白したので、慌てて図書館へ取り戻しに行くと、子は既に、司書たちの手によって一冊の哲学書に変えられてしまっていた。