要冷蔵・要黙祷。
彼女の腕にとまり、その血を吸っていた蚊の腹が、どんどん膨らんでいき、膨らんでいき、膨らんでいき、とうとう破裂して死んでしまった。「いつもこうなのよ」彼女は笑い、ナイフでちょっと手首を切ると、「あなたもどう?」溢れる血を私に差し出した。
次の電車ぁ、空腹のためぇ、四両目にはご乗車おやめくださぁい。溶けまぁす。
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