その虫を書庫に放つと、本という本から「私」という字を食べ尽くし、やがて内側から破裂して死ぬという。
あの子に告白した。あの子は悲しそうな顔をして、何も言わず、立ち去ってしまった。次の日、あの子は学校を休んだ。その日から、海が荒れ始めた。
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