超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

ダイアリー

 水槽の底の死んだ蟹を一日見つめていた。
 夜の11時頃、蟹の口からちいさなあぶくが一つ浮かび上がった。
 よかった。
 日記に書くことができた。