超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 ある夏の日、私の家のエアコンの室外機の上に、整然と蝿の死骸が並べられていて、どうやらこれを使って誰かが誰かに算数を教えたらしいことがわかる。