超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

薬屋

「これ、お前に似てるねぇ」薬屋を営む祖母が、妖精の死骸をベランダに干していた時、手に取った妖精を見て、そんなことを言うので、嬉しいような、嫌な気持ちのような。