超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

 夜中、墓地の方から女性の「キャー」という叫び声と逃げ去る足音が聞こえてきた翌日、気になって墓地を見に行くと、一番小さな墓石が、クラッカーのテープと紙吹雪にまみれていた。