超短編小説 トモコとマリコ

超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

2024-04-25から1日間の記事一覧

サイレン

毎日救急車のサイレンの音を口真似しながら町内を走り回っていたおじさんが、ある日救急車で運ばれていった。

変化

数年前、自身の母親の遺影を持って美容整形外科を訪れた女性が、今度は娘の遺影を持って再び訪れた。

良いこと

良いことをしたくなった青年が、父親が造っている偽札を一枚盗み、コンビニの募金箱に入れた。